大阪中崎町のS4パーソナルトレーニングジムの田中です。今回は筋トレと骨について書いていきます。
将来的に骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を気にしている人・骨折をして完治しているが動かすことが怖い人・子供の筋トレって身長が止まるって聞くけど実際どうなの?と思っている人などには興味を持ってもらえる内容かな、と思いますので是非読んでみてください^^
骨粗鬆症とは
まず最初に骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。加齢や運動不足、女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏などが原因として挙げられ、男性よりも女性が発症しやすいと言われています。
しかし加齢に伴い消耗していくものですから、誰しもが注意すべき病気だと考えています。
筋トレを行うことによって期待できる効果としては、筋肉は外部からの衝撃などから骨や内臓を守ってくれる役も担っていますので、筋肉がしっかりついていると骨折を防いでくれる効果があります。
また、筋トレによって骨に刺激が加わることで骨密度が上昇すると言われています。
骨粗鬆症における筋トレの効果
次に骨折をして完治しているのに再発を恐れて運動することが怖くなっている人に向けて筋トレの効果を説明したいと思います。
骨は長軸方向の刺激で強化されると言われています(下の図を参照)。
例えば足の骨を骨折したとします。適切な治療を受け安静にしていると、回復していきリハビリをする段階に入ります。
リハビリに入ると少しずつ荷重していき、長軸方向の刺激を加えることで骨の回復を促進するのです。
寝たきりの生活でいると、長軸方向の骨への刺激が不十分となり骨が弱くなります。寝たきりの高齢者が骨粗鬆症になるという話はよく聞きますよね。なので怖がりすぎて動かさないよりも、動ける範囲で動いていく方が治りも良くなり骨も強くなります!
もちろん医師の診断の元、無理な運動をしてはいけません。筋トレというと『重りを担いでスクワット』みたいなイメージが湧きますが、普段寝たきりの人や座ってばかりいる人にとっては立つことや歩くこと、ジョギングも立派な筋トレです。
要は日常生活より強度の高い運動を行うことは筋トレなのです。骨を気にしている人は、自分に合った筋トレを日常に取り入れてみるのがおススメです。
子供の筋トレについて
最後に子供が筋トレてして大丈夫なのか?という疑問について説明します。一番よく聞くのは身長がとまるのが心配と言う話ですが、実は筋トレをすると身長がとまるというエビデンスは今のところ無いんです。
それどころか、筋トレをすることで骨へ長軸方向の刺激が加わることで成長ホルモンの分泌量が増えるため伸びるのではないかという意見が多いほどです。
ここでいう筋トレも重りを担ぐ系のウェイトトレーニングのことではありません。子供は骨の発達も未成熟ですから、外で良く遊ぶだとかスポーツに打ち込むことを筋トレだと考えると良いと思います。
もちろん遺伝や普段の食生活も関わってくるので、筋トレだけしてれば背が伸びるという訳でもなさそうですけどね(;’∀’)
まとめ
3つの視点から説明したので少しややこしく感じますが、全て繋がっていて同じことを言っています。抑えておくポイントとしては
骨は長軸方向の刺激で強くなる。
骨は長軸方向の刺激を与えると成長ホルモンを分泌する。
筋トレはウェイトトレーニングのことではない。
無理のない範囲でどんどん運動する。
といったところでしょうか。当ジムではお客様ひとりひとりのニーズに応える運動指導を行っています。パーソナルトレーニングに興味がある方は是非一度、お気軽にご連絡下さい。
コメント